【現役 管理職DSが推す！】データサイエンティストにオススメのビジネス本7選！

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データ分析を進めていく中でビジネス側の言っていることが理解できない・・・これじゃ分析できない・・・、というシーンに出くわしたことも多いのではないでしょうか。

このような状況を避けるために、データサイエンティストは必要最低限のビジネス知識を持っている必要があります。

データサイエンティストであれば、スキルアップのために技術本やプログラミングの勉強をする方が多いでしょう。しかし、価値高いデータサイエンティストになるにはビジネス知識が必要不可欠です。

筆者は約500名が在籍する会社で長らくデータサイエンティストとして働いています。様々なデータ分析プロジェクトを経験して、多くのビジネス知識も身に付けてきました。
その結果、管理職まで昇進してデータサイエンティストとして一定の活躍ができています。

そこで今回は筆者がオススメする【データサイエンティストにオススメのビジネス書7選】を紹介していきます。

データサイエンティストは学び続ける必要がある

データサイエンティストは学び続ける必要があります。

データサイエンティストの仕事はデータを活用してビジネス課題を解決することです。課題解決の引き出しを増やすためには常に情報をインプットする必要があります。

情報をインプットして、課題解決の引き出しを増やすことがデータサイエンティストのキャリアアップにつながっていきます。

価値高いデータサイエンティストになるには書籍を読んで、情報をインプットすることが重要です。

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データサイエンティストはビジネスの目線を持つことが重要

データサイエンティストはビジネスの目線を持つことが重要です。

データサイエンティストは技術書やプログラミングの書籍などをよく好んで読む方が多いでしょう。

しかし、データサイエンティストはビジネスを理解した上で、データ分析を行うことが重要です。価値高いデータサイエンティストになるにはビジネス目線を養うことが必要不可欠です。

データサイエンティストにオススメのビジネス本7選

今回はデータ分析を仕事をするために重要な視点が持てるビジネス本を紹介します。データサイエンティストとして、一度は読んでおくべきビジネス本を厳選したので、ぜひご覧ください。

データサイエンティストにオススメのビジネス本7選は下記です。

詳しく解説していきます。

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

概要

データ分析を中心に据えた大阪ガスのビジネス戦略を紹介した書籍です。
大阪ガスは、エネルギー業界において、AIやビッグデータを活用したデータ分析に注力し、業界の変化に柔軟に対応することに成功しました。

学べること

・大阪ガスが具体的なデータ分析の活用事例
・データ分析活用によって創出できた成果
・大阪ガスが採用している「データ分析組織」という組織の仕組み
・データ分析を組織全体で推進するための方法論やノウハウ

読んだ感想

大阪ガスでのデータ分析活用事例を当事者が具体的に解説しており、データ分析の重要性・活用に至るまでの苦難・活用のために重要な要素、などを深く理解できました。
特に、データ分析組織としてどのように活躍していくかというデータ分析組織特有の課題についても触れられており、データサイエンティストとしての価値の出し方を深く理解できます。
データサイエンティストとしてキャリアを築いていくには必ず読むべき必読書です。

一方で、データ分析をどのように推進するかという上流のテーマであるため、実際の実務活用を期待するとやや期待とは異なる内容になるので注意が必要です。

FACTFULNESS（ファクトフルネス）

概要

国際保健対策の専門家であるハンス・ロスリング氏が執筆した本で、現代社会における誤った認識や思い込みを修正し、客観的に事実を見ることを促す書籍です。
本書では、世界の実情をグラフやデータを用いて分析し、自分たちが普段抱く思い込みや偏見を正すためのツールを提供しています。

学べること

・世界の実情を客観的に理解するための方法
・情報やデータを正しく解釈するスキル
・人々が抱く偏見や思い込みを検証し、改めるためのアプローチ

読んだ感想

世の中は偏見でできているという内容が理解できる一冊です。
データサイエンティストは分析した「事実」を基に物事を考えることが重要です。データサイエンティストとして「従来の知見に惑わされず、データを基に語る重要なスタンス」が身に染みて実感できます。
データから物事を捉える重要性を理解できるため、データサイエンティストの重要性を再認識できます。

一方で、データサイエンティストとしてのスタンスを学ぶ書籍になるため、専門的な知識などを学びたい方には向いていません。

今さら聞けないDX用語まるわかり辞典デラックス

概要

デジタルトランスフォーメーション（DX）に関する用語を紹介する辞典です。ビジネス用語や技術用語、さまざまな分野の用語が収録されており、DXに関する知識を身につけるのに役立ちます。
DX関連の用語が4コマ漫画付きで解説されており、初心者にもわかりやすく、非常に読みやすいのが特徴です。

学べること

・DX（デジタルトランスフォーメーション）関連の基礎知識
・様々な業界で注目されているDXの用語・内容

読んだ感想

DX関連の用語が網羅的にまとめられている書籍はあまり目にしたことがありませんでしたが、他業界での考え方まで知ることができました。私自身DX業界に身を置いていますが、近しい情報にしか触れられていないことを実感しました。視野を広げるいいきっかけになりました。

一方で、初心者向けにまとめられているので、ある程度DX業界に身を置いている人には物足りない内容になるかもしれません。

一流ビジネススクールで教える デジタル・シフト戦略

概要

著者であるカリフォルニア大学バークレー校のビジネススクールの教授陣によって執筆された、デジタル時代における企業のビジネス戦略について解説した書籍です。
現代において、デジタル技術を駆使したビジネス戦略が企業にとって不可欠であることを、事例や分析を交えて詳しく説明しています。

学べること

・デジタル時代におけるビジネス戦略の重要性やデジタル技術を駆使した事例
・企業がデジタルシフトを進める上での戦略的アプローチ
・デジタルマーケティングの基礎知識

読んだ感想

「世の中がなぜデジタルを重視しているのか？」が理解できる一冊です。
デジタルシフトによりもたらされる変化、デジタル変革を起こすために必要なことが書かれており、DX推進をするデータサイエンティストが知っておくべきことが多く書かれています。
特に、ビジネス型データサイエンティストにとっては実務でも役立つ内容になっており、一読すべき内容です。

一方で、組織論に近い内容であるため、技術力で勝負していくデータサイエンティストにとっては実務活用しにくい内容になっています。

データ・ドリブン・マーケティング 最低限知っておくべき15の指標

概要

データを活用してマーケティング戦略を立てる上で必要な15の指標を紹介する書籍です。
本書では、顧客獲得や顧客満足度の向上に必要な指標や、ROIやCPCなどの数字の意味や計算方法について詳しく解説しています。
また、実際にデータを取り扱うマーケティング担当者に向けて、データ分析に必要なスキルやツールの使い方も紹介しています。本書を読むことで、データを活用したマーケティング戦略を立てる上で必要な基礎知識を身につけることができます。

学べること

・マーケティングにおける重要な15の指標の意味と使い方
・重要な15の指標をどのように分析するか
・データ分析ツールを使用して重要な15の指標をトラックする方法
・重要な15の指標を使用して、マーケティング戦略を最適化する方法

読んだ感想

ビジネスにデータ分析をどのように活用すればよいのか、具体的にどのように活用されているのかという点で解像度が一段上がりました。マーケティング領域を担当するデータサイエンティストであれば、必ず読んでおくべき一冊です。
マーケティングという抽象的なテーマをデータの力でどのように改善していくかを理解できる良書です。

一方で、マーケティングを全く知らない方にとっては理解しにくい内容になっています。マーケティングに関して知識が全くなければ、マーケティングの基礎知識を学ぶことが先決です。

デジタルマーケティングの教科書

概要

デジタルマーケティングの基礎から、SEO、SEM、SNS、メールマーケティング、リスティング広告などの手法、Web解析、UXデザイン、コンテンツマーケティング、データ活用などのテーマについて詳しく解説しています。
また、実際のビジネスシーンでの事例や実践的なノウハウも紹介されており、現場での活用にも役立つ内容となっています。

学べること

・デジタルマーケティングの基礎知識
・デジタルマーケティングを行う上で必要なテクニックやノウハウ
・データサイエンスを用いたマーケティング戦略の立案やデータ活用に関する知識

読んだ感想

従来のマーケティングに対して、デジタルがどのような変革をもたらすか解説されています。
具体的な事例や実践方法が細かく解説されているため、マーケティングの実務にも活用できる内容になっています。
また、デジタルマーケティングのデータ活用についても述べられており、デジタルマーケティングに携わるデータサイエンティストにとってぴったりの内容になっています。

一方で、デジタルマーケティングに特化した内容になっていることからデジタルマーケティングに関わらない方には外れた内容になっています。

Work in Progress デジタルマーケティングで大切なこと

概要

デジタルマーケティングの基本から、分析手法、戦略立案、ツール・テクノロジー活用までを網羅的に解説しています。
また、実践的な事例やノウハウ、トラブルシューティングなども紹介されており、初心者から上級者まで幅広い読者層に役立つ内容となっています。
特に、デジタルマーケティングの中でのデータ活用に関して色濃く解説されている一冊です。

学べること

・デジタルマーケティングの基礎知識
・データ分析の基本的な手法と分析の進め方
・データを活用した施策の設計・立案方法

読んだ感想

デジタルマーケティングで大切な要素が細かく解説されています。デジタルマーケティングがなぜ必要かという大上段のテーマから展開されており、デジタルマーケティングの重要性が理解できます。
また、デジタルマーケティングの「データ活用」が色濃く解説されているため、デジタルマーケティングに携わるデータサイエンティストは詳細に実務活用できる知識を学ぶことができます。

一方で、デジタルマーケティングに特化した内容になっているため、デジタルマーケティングに携わらない人にはやや外れた内容になります。

【まとめ】ビジネス本を読んで視点を養おう！

データサイエンティストは学び続けないといけない職業です。

新たな情報をインプットすることで自身が考えられる幅が大きく広がるため、新鮮なインプットを収集することはデータサイエンティストにとって非常に重要です。

データ分析のプログラミングにオススメの書籍は下記をご覧ください。

"ぬるったん"もこうやった！【未経験から】データ分析のプログラミングを学ぶオススメの書籍3選データ分析のプログラミングの学び方を解説！この記事を読めば、データサイエンスの学び方が一目瞭然！筆者の体験談もあり！...

データサイエンティストとしてスマートなキャリアを築いていくためには、ビジネス本を読んで、自身の視点を養っていくことが大切です。

ビジネス本を読んで、スマートなキャリアを築いていきましょう！

今回は以上になります。