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【本題】
マーケティング領域に携わるデータサイエンティストに向けた必読書Part2を紹介します。
こちらです。
本書ではUSJのV字回復を実現した方法について書かれており、書籍の中ではマーケティングがV字回復成功のすべてだったという内容がわかります。
本書を読むことでいかにマーケティングが企業の中で重要な役割なのかが身に染みてわかる内容になっています。
もし、マーケ領域に関わるデータサイエンティストであれば、いま一度自身が携わっているマーケティングが真に優れたものなのか、を見直すいい機会になります。
マーケティングが真価を発揮した事例、どのようなに企業を変えたのかが細かく実感できる内容になっています。
本書を読むことでマーケ領域に対して、新たなる視点、広い視野を身に付けることができ、自身のキャリアを変えるきっかけになる内容です。
では、本題に移ります。
本書の概要
本書では主に下記について述べられています。
- マーケティングの重要性
- マーケティングを成功させる方法
- マーケターのキャリア
後段ではマーケターになるためのマーケター向けのキャリアについて書かれていますが、データサイエンティスト目線では、マーケティングの重要性、成功させる方法が重要な章です。
「マーケティングの重要性」、「マーケティングを成功させる方法」について概要を解説していきます。
マーケティングの重要性
本書の筆者は外資系の消費財メーカーで長らくマーケターとして活躍していた人物であり、そのキャリアをUSJの経営回復というミッションに振り切ってUSJの経営回復に大きな役割を果たした人物です。
マーケティングのスペシャリストであり、数十年とマーケティング業界の第一線で活躍してきた人物になります。
本書ではマーケティングでUSJをV字回復させた方法について書かれており、なによりもマーケティングの重要性を説いています。
特に、日本企業におけるマーケティングの脆弱性についても書かれており、日本企業のマーケティングの伸びしろについても気づきを与えてくれます。
なぜ、マーケティングが重要なのか、マーケティングを変えることでどのようなビジネスインパクトがでるのかを経験談をベースに解説されており、マーケティングの重要性がわかります。
日頃からデータサイエンティストとして、マーケ領域に携わる方からしたら、改めて自身の業務の重要性を実感するとともに、マーケティングへの向き合い方について考えを変えさせられる内容になっています。
この点だけでも、マーケ領域に携わるデータサイエンティストが読むべき書籍です。
マーケティングを成功させる方法
マーケティングを成功させる方法についても本書では経験談をベースに書かれています。
消費者目線で考えること、戦略的に考えること、データを使って確率をあげる方法、マーケティングを成功させるために必要なことをマーケティングの第一人者から学ぶことができます。
上記は一般的に言われていることではあります。
しかし、USJの経営状態と照らし合わせて、非常にヒリヒリした状態を事例に出されていることから、いかにこれらが重要であるかがわかります。
また、、実体験をベースに書かれている点、USJという誰もが知っているテーマパークを題材に書かれている点でよりリアルに感じられる点が他の書籍と比べて、私が好きなポイントです。
マーケティングを成功させるための重要なエッセンスが書かれており、マーケ領域に関わる全人材が読むべき本だと思います。
マーケティングを成功させるための本質は「圧倒的な消費者目線で物事を考えること」である、と私は理解しました。
ここは特に、データサイエンティストでは携わることも少ないことが多く、この本質を見落としていては、マーケ領域でデータサイエンティストとして真に活躍することは難しいと思います。
だからこそ、データサイエンティストにより一層読んで頂きたい書籍としておすすめです。
マーケティングは企業を変える力を持っている
マーケティングは企業を変える力を持っているという話です。
マーケティングによって、企業の売り上げは変わる。企業の印象も変わる。企業で働く従業員のモチベーションも変わります。
これくらいの力を持っているものであります。
企業にとってマーケティングはすべてだと言っても過言ではありません。事実、マーケティング力で戦っている企業も多くあります。
日本は昔からマーケティングが弱いと言われがちです。
製品力はトップクラスなのに、売り方を知らない、マーケティングが優れていれば、もっと製品が売れて業績を伸ばせるのに、もったいない、とよく書かれているのを目にします。
逆に言うと伸びしろがあるということです。
日本のマーケティングには大きな伸びしろがあり、マーケティング力を向上させることで大きく業績を伸ばせる夢もあります。
それほど大きな領域であり、マーケ領域に関わっているデータサイエンティストは非常に重要な役割を果たすということです。
データサイエンティストの分析結果でマーケティングの意思決定が行われます。
これほど重要な役割はありません。
マーケティングの本質は「顧客目線」
マーケティングの本質は「顧客目線」であるということです。
マーケティングは圧倒的な顧客目線から始まります。
顧客に対する価値は?顧客はなぜこの製品を使うのか?顧客がどう感じるのか?顧客の目を惹くには?顧客の興味を惹くには?などあらゆる観点で顧客の目線に立って製品を考えることが必要です。
日本では職人気質であり、技術的な要素にこだわるあまり顧客目線を忘れてしまっていることがマーケティングが弱い原因だと本書では指摘しています。
データサイエンティストが分析したデータを一生懸命に説明するのと同じです。
いくら難しい分析を実施しても、依頼元に価値を感じてもらえないのであれば全く意味がありません。
ビジネスはすべて「顧客目線」を持つことが最重要であり、ことマーケティング領域においては間違いなく基本にすべき考え方です。
マーケティングに関わるデータサイエンティストもこの考えを持って、マーケティングに向き合うことが重要です。
あらゆる分析結果から顧客の心理を考えて、顧客目線で考える。
これができるデータサイエンティストは意外と少なく、常に意識すべき行為です。
確率をあげるためにデータは使うべし
本書では確率を上げるためにデータを使うべきだと、述べています。
データを中心に意思決定を行うことは合理的であり、特に成功の確率を引き上げるために必須であるということです。
特に、戦略の確からしさを検証するために本書ではデータを使った数学的な手法を使っています。
過去のデータを用いて、シーズナリティを分析して、伸びしろがある時期感について目星をつけたり、顧客の調査結果を用いて、施策の可能性を見積もったりしています。
そのデータに基づいた意思決定により、成功の確率を上げることができます。
マーケティングに関わるデータサイエンティストとしても必ず心に留めておくべき考え方です。
データサイエンティストはどうしても分析側に目が行きがちです。
真になにをすべきかを考えて行動することが重要になります。
マーケティングに関わるデータサイエンティストであれば、それは「マーケティングに向き合う」ことです。
データサイエンティストこそマーケティングに向き合おう
データサイエンティストこそマーケティングに向き合うべきです。
データサイエンティストがマーケティングに向き合うことで、マーケティングは大きな真価を発揮できると私は考えています。
本来マーケティングは豊富なアイデアやクリエイティビティが必要な領域であり、多数のアイデアや質の高いアイデアが必要です。
そのアイデアが確からしいかどうかもデータで考えることが望ましいです。
一方で、データサイエンティストはデータ分析が仕事のように思ってしまいがちです。
そのようなアイデア出しは自分の仕事ではない、データ分析からが仕事であると考えてしまいます。
そのような考えではデータサイエンティストとして、価値を発揮することができません。
データサイエンティストこそ、アイデア出しに首を突っ込みデータから言えることを提供して、「自分でマーケティングをやる」意思を持って取り組むべきです。
主体的に取り組むことでよりよいマーケティングを実現できるということを肝に銘じて日々分析することが需要です。
今回は以上です。